2005年03月08日

もそもそ

平常状態では、ほとんどのことに腹を立てない自信がある。
なにかあっても、無関心になるか、許容することで自分の修行とするのだ。

ただし、心が荒んでいるとちょっとしたことで腹が立つ。
知らない人が笑っているというのを見るだけで腹が立つこともある。

腹が立つ、立たない、で自分の心の平穏さを計ることができる。

今日、テレビを見て腹が立ったのは、ご飯をもそもそ食う子供だった。
ゆーっくり口元に持っていって、ゆーっくり噛みちぎり、ゆーっくり咀嚼していた。
はよ食えやーー!っと心のそこから叫んだ。

で、今の自分は心が荒んでいるのかと自問した。人がゆっくり飯食うぐらうで腹立てるなんて、やっぱり荒んでいるのでは?と。
しかし、幼稚園のとき、班全員がおやつを食べきらないと外に遊びにいけないというルールがあった、そのとき班員のミヤザキはのそのそ食っていた。他の班員で早食いをけしかけたが、一向に早くならなくていらいらした。
そして、小学生のとき、昼休みの最後までもそもそ食っているやつをバカにしていた。早食いに価値があった。

つまり、もそもそ食うのを嫌悪する感情は、小さなときから養われたものだった。心の荒み具合を計るバロメータにはできない。ということに気づいたのだった。

そして、もそもそ食う人を許容するのが目標になった。

Posted by skiyo at 2005年03月08日 01:35 | TrackBack
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